河合郁人とA.B.C-Zが最強

A.B.C-Zのパフォーマンス力に惚れ込みました。中でも河合くんのダンスと歌と芝居が大好きです

170128 シェイクスピア物語 大千穐楽 と まとめ的な

いーやー自身の悪行のせいでめっちゃねむかったんだけど、舞台はすごく良かった…!!!

 

アタマから上川さん観月さん十朱さんのお芝居が今までとは微妙に違っていてまたそれが良くて。

特にウィルとダンカンの対面のシーンはダンカンの迫力と説得力が凄くて、

上川さんが「あのシーンは十朱さんのオーラに包まれている感じ」と大阪アフタートークで言っていたけど、この日は私までもが包まれていたのかもしれない。涙が…

その前後あたりも全くそんなシーンじゃないのに何故か何度もジワリ…

 あとラストシーンも泣いた。

「この物語は海から始まる!」から最後の「彼女の名前は  ヴァイオラ」まで上川さんが本当に素晴らしくて。

 

そう、役者さんの熱量がすごかったんだよなぁ…!

逆に言ったら、12月の公演からこんなに変わるのかと。

でもこんな飛び石公演で回数もこれしかなかったらそれも仕方ないような気がするよ…

 

 

 

それにしても今回の舞台、ストーリーにも演出にも無理や無駄がなくて

(こっまかい事を除けば)とてもストレスフリーだったんだけど

皆さんはどうなんだろう…

 

特に劇中劇の見せ方や分量のバランスは上手いと思ったなぁ。

それにネッドの扱いも。

いくつか見せ場があるんだけど、それって明らかに五関さんのために作った口上なりダンスなり殺陣なのに、

どれもとてもうまく流れにハマっていて自然だった。

 

キャラクターとして好きだったのはエリザベス女王

大阪では唸ってしまった。

女王の「十二夜の祭りに…」の芝居の後、私の少し後ろの席から数人の拍手が聞こえてきて「ああ!そうだよね!今は拍手するところだった…!」と思ったんだ。

ダンカンは今回の名古屋がいちばん好きだった。

アダムは全編通してかわいかった!

マーロウも好きだったなぁ。でも役とは別に松尾さんの顔面の美しさに気づいてからは

双眼鏡必至キャラとなった。こんな女ですいません。

拍手と言えばこの大千穐楽、ネッドが酒場でみんなの中心で一人で踊った後に少し拍手起きてたなあ 。初めてだった。

 

カーテンコールの挨拶は座長から全員に振られた。

皆さんそれぞれしっかりお話&笑いを取る中、コーイチくんはそれを聞くたび「それか!」「やられた!」みたいなリアクションしてた(笑) 

そして上川さんの優しいウィスパーボイス「ごせき…こういち…っ」からーのー

(超高めの声で)「イヤー!アッという間でしたよねっ!!」(軽すぎ)

すかさず上川さん「どんなテンションなんだよ!!!!」

 ありがとうございます。

 

この五関さんのハイテンションボケ、果たして上川さんの抑えめの声を受けて咄嗟にそうしたものなのか、

他の方々の通常テンションの声の挨拶を聴きながら考えたものなのか…

どちらにせよ見事に笑わせたなぁ。

 

この挨拶の時藤本さんが演出の方を呼んだら後ろの方にいらして、

五関さんがぶんぶん手を振っていた。

「え?そこまで?キャストならともかく演出の方ともそんなに⁉︎」と驚愕したのだけど

他の方も何人か振っていたから

本当にいい現場だったのだろう…。

 

 五関さんの挨拶は

「あっという間でした。実感が全くなくて。また一週間くらいしたら幕が開くんじゃないかという気がしてます。すごく充実してた」的な内容(わりと日本語ポンコツだった(笑))から、

「こういうのは多分言ったもの勝ちだと思うので、言います。すでに僕は再演キボンヌです」 

 

…まあ単語に対するツッコミは置いといて(笑)

この時だけは、すこうし俯いて言っていた気がするんだよね。

ちょっとだけ、言うのをためらっていたのかも知れない。

自分だけそう思ってたらとか、自分なんかが言っていいのか、とかね。

だからハッキリ「やりたいです」ではなく「キボンヌ」だったんじゃないかな。

恥ずかしいのを笑いでごまかす、みたいなさ。

 

でもこの五関さんの言葉に、観月さんもノッてくださって。

「もし…もしも、再演したら、皆さん来てくださいますか?」と。

 

もちろん、立場とかもあると思うんだけど、上川さんはそこには言及しなくて。

それは上川さんが最後の挨拶で言っていた、

「舞台は生き物です。僕らがはけて、皆さんがこの劇場を後にしたら、文字通り、この舞台はこの世から無くなってしまいます。だからせめて、皆さんの頭の中の片隅に、少しだけでも、この物語の事を置いておいていただけたら、とても嬉しいです」

という言葉とすこうし関係があるのかな、とも思った。

 

そう、この物語はここで終わりなのだ。

たとえ再演 したとしても、それは多分別の物語で、今ここにいるキャストが全力で作り上げた舞台は今終わったんだよ。命を全うしたんだ。

そんな無言のメッセージだったんじゃないかと勝手に思っている。

そして多分、そうして終わらせる事が上川さんが次の役を生きるために必要なことでもあるのかも知れない。

…芝居素人が偉そうな事を言っている…。すいません。

 

 

五関さんはこの舞台で何を学んだのかな。

何を思ったのかな。

どれくらい他の演者さんとお話しできたかな。

 

確かQLAPで、上川さんにウィルとネッドのシーンが「どうしてもまとまらないんです」 と相談したって言ってたよね。

そしたら上川さんにとても熱く返していただいて、泣きそうになったと。

何ソレめっちゃアツい…!!!

 

今回初めての外部一人で、

それが上川さん座長の座組みだったなんて、なんて幸せな事なんだろう!

 

えびちゃんたちもっともっと、 どんどんどんどん、

外へ出よう。

色んなお話し聞こう。

色んな人に出会おう。

 

大丈夫。君たちは愛される。